東京国際大学サプライチェーン・アナリティクス講義にゲスト登壇

Datumix株式会社代表取締役・鈴木 智之が東京国際大学商学部データサイエンス研究所の小宮昌人特任准教授が担当する2024年春学期のコース『サプライチェーン・アナリティクス実践』の5月30日(木)4限(15:10~16:50)の講義に、ゲスト講師として登壇しました。

本コースのユニークな部分は、企業が日々のオペレーションで実際にどのようにデータサイエンスをサプライチェーンに対して適用しているかという生きた先端事例を、主に製造業やそのDX技術を提供するITサービス産業のセクターの企業(*)を中心に毎週ゲスト講師を招き、実績やユースケースを学ぶカリキュラムとなっているところです。

*この春学期での登壇企業リスト(登壇スケジュール順)

・オムロン

・デンソー

・パナソニック

・Microsoft

・ヤマハ発動機

・カシオ計算機

・NEC/Bitquark

・ヤマザキマザック

・キリンビバレッジ

・NTTコミュニケーションズ

・Datumix/LeeapLabs

・旭化成

・MI-6

・ロジスティード

・村田製作所

・経済産業省

・Synspective(衛星データ分析)

・トレードワルツ

・ブラザー工業

・SIEMENS

100分の講義の前半半分はDatumix inc.として倉庫DXに特化した事例や実績を紹介し、後半半分はLeeapLabs inc.としてサプライチェーンの全体最適に対して取り組んでいるプロダクトや先端トレンドで『デジタルツインやシミュレーション、AI』の技術をどう複合的に使っているのかを紹介しました。


米国で起業した創業者CEOとして、サプライチェーンの違うスコープ粒度において、2つの会社での実践で得ている知見や、欧米と日本でのDXの取り組みやソフトウェアの進化や浸透、イノベーションに対する考えなどの様々な違いを説明。学生から様々な多くの貴重なご意見やフィードバックをいただきました。

 

(学生からの感想)

・この講義は、現代の倉庫管理とサプライチェーン最適化におけるデジタル技術の重要性を再認識させてくれるものでした。これにより、物流の効率化がどのように進展してきたのかを学び、倉庫運営の未来像がより明確になりました。特に、具体的な事例やユースケースを通じて、理論だけでなく実践的な知識も得ることができた点が非常に有益でした。サプライチェーン管理の複雑性と、それをデジタル技術でどのように解決できるかについて新たな視点を得ることができました。今後、自分が関わる業務においても、データサイエンスやデジタルツインを活用して効率化を図る方法を積極的に取り入れていきたいと感じました。

・学びの大きい講義でした。Datumixのような先進的な企業の取り組みを直接学ぶことで、最新の技術動向やその実務的な応用方法について深く理解することができました。

・倉庫DXの歴史やマテハン自動化装置の進化、Datumixの実例など、具体的で実践的な内容が多くて理解しやすかったです。デジタルツインやサプライチェーン最適化の方法も役立ちました。理論と実例のバランスが良く、実務に応用できそうな知識が得られました。本日は貴重なお時間ありがとうございました。

・デジタルツインを利用したサプライチェーンの最適化方法について知ることができ、どのようなことをしているかなどを学ぶことができました。

・倉庫管理、シミュレーション、デジタルツインなど、アマゾンなどの倉庫やEC企業などで使用されているシステムについて深く知ることができました。

・その瞬間で見たら意味ないんじゃないかってくらいの時間でも、それが積み重なって1日単位で見たら2時間違ったり、半年で見たらどうなるの?など長い目で見るべきところだと分かりました。棚の配置などを変えて、どの道を通ればいいかなど、デジタルでシュミレーションをして最適化していく点が面白そうでした。

・実際にアメリカで起業して働いている方のリアルの声を聞けて、とてもおもしろかったです。日本とは規模感がやはり全然違うのだなと感じます。

・この講義を通じて、マテハン、リアルタイムナビゲーション、デジタルツインがいかに産業を変革し、効率化するかを深く理解することができました。特に、リアルタイムデータの活用がこれらの技術の中核を成しており、その正確性や即時性が非常に重要であることが強調されました。今後、自分の専門分野や興味のある分野でこれらの技術をどのように活用できるかを考えるとともに、技術的な課題に対する解決策を模索していきたいと思います。特に都市計画におけるデジタルツインの応用については、さらに深く学び、実際のプロジェクトに取り入れてみたいと感じました。また、マテハンの技術を活用した物流効率化や、リアルタイムナビによる交通最適化など、現実の課題解決に向けた具体的な取り組みを考えていきたいと思います。

・塵も積もれば山となるという考え方から、少しの時間でも無駄にしないように最適化やデジタルツインを利用してシミュレーションをしていることが分かりました。特にデジタルツイン上で物流倉庫のシミュレーションができるのはとても強みだと思いました。今回はアメリカから東京国際大学へ来ていただき、そして我々にご講義していただきありがとうございました。